今回は、今年の秋口あたりから来院する方が増えた耳鳴りの症例を書いてみます。
この患者さんは60代の方で、3年前くらいからジーという耳鳴りが始まり、初めは小さい音だったが今年の震災以降音がだんだん大きくなって、3日前から我慢できないくらいの大きい音が鳴り始めたと言って来院されました。耳鼻科では特に原因が分からないので、様子を見ましょうと伝えられたとのこと。
そのほかの症状としては、2,3か月前から動悸がして落ち着かないため内科を受診したところ高血圧との診断、
【高いときは170/100位になるとのこと)食欲はあまりなく、すぐに満腹になる、便は最近緩くなったり固くなったりする、体がだるくすぐ疲れてしまう、足が冷えるなど。
体を見ると皮膚全体にはりがなく、弱々しい。首肩が非常に固くなっているが患者さん本人はあまり苦にしていないとのこと。背中や腰も突っ張っているが少し痛みを感じる程度。お腹のみぞおちのあたりが突っ張っている。
耳鳴りや顔面麻痺などの症状の場合は、耳の後ろ側が非常に張ってきて見た目にもわかるほど左右で盛り上がりが違う場合が多い。この方の場合も両耳の後ろに硬い盛り上がりがあり、特に右側が張りが強かった。ここを流すように鍼をすると耳鳴りは小さくなってくるようになります。後はみぞおちのところを治療すると、食欲も出て、血圧の安定、動悸、疲れやすいなどの症状が改善されてくると思い治療して終了し、1週間後に来院してもらうようにしました。
次の時には耳鳴りは小さくなり前回ほど気にならなくなった、朝スッキリ起きられる日があった、食事の量も増え美味しく感じるとのこと。その後3回ほど来院していただいて、耳鳴りは夜寝るとき以外は気にならないとのこと、そのほかの症状も大分楽になったとのことで、耳鳴りの治療は終了しました。現在はご本人の希望もあり、血圧の安定のために2週間ごとに来院していただいています。
耳鳴りはなかなか治らないとお思いかもしれませんが、鍼灸は効果的なことが多いと思います。
お悩みの方はご相談ください。
3月11日に発生した東日本の大震災から、5日が経過しました。テレビのニュースからは痛ましい、壮絶な被害の映像が、毎日放送されています。非難されている方たちは46万人以上、いまだ安否確認の取れない方たちも大勢いらっしゃるそうで、一刻も早い救助を願っています。
小田原市でも毎日のように、地震が続いており、まだまだ安心できない日常です。今日は6時から計画停電の予定もあり、ガソリンスタンドでは長蛇の列ができています。今回の地震の爪あとの深さに驚かされます。
当院でも未だに通常の診療時間の様にはいかず、皆様にはご迷惑をおかけいたしております。御来院の際にはぜひご予約のお電話をお願いいたします。
今年も1年ありがとうございました。良いお年をお過ごし下さい。
急に寒くなってきました。最近は、寒暖の差が激しくなり、体調管理が難しくなってきたように感じます。先月は風邪をひいてくる患者さんも多く、小学校や老人施設ではノロウイルスも広がったところもあったようです。明日は冬至ですから日照時間は増えますが、これからが本格的な寒さの到来。元気にお正月を迎えましょう。
この2週間ほどで、こんな症状の患者さんが増えたように感じます。肩が凝る、目が疲れる、頭が痛い(コメカミのあたりや後頭部)、腰痛、手足のかさつき、湿疹、頭がボーとするなど。
東洋医学的に考えるとこれらは季節の変わり目で出てきた症状です。元気な方は気にならずに治まって行くでしょうが、疲れが溜まっている方や、もともと片頭痛や肩凝りを抱えている方は治療が必要だと思います。特に女性の方は生理とも関係してくるので、生理痛や不正出血などでお困りの方は鍼灸治療で体質改善をお勧めいたします。
症状の軽いうちは治りが良いことが多いのでご相談下さい。
まず顔のニキビや吹き出物、これは鍼灸は効果的です。一時的に消すのではなく、出来にくい体質を作ることができます。
次に顔のしわやシミ。これもある程度は改善できます。急にしわやシミが気になったり、肌にはりとツヤがなくなった。などは身体の不調の知らせなので鍼灸で身体を調整することをお勧めします。ただすぐにしわやシミを取りたい方は美容整形の方が、明確な効果が期待できると思いますが・・・
その他顔が赤くなる、逆に青白く血色が悪い、黒くくすんでいる。むくみやすいなども鍼灸は非常に効果的です。
また、身体に吹き出物ができる、足がかさつく、夏になるとあせもができる、身体にハリが無くゆるんでいるなどなど、これらも解消できます。
美容と健康という言葉を耳にしますが、そのとおりだと思います。まず身体のバランスを整え、身体の中に元気をいっぱい蓄えることができれば肌にハリも出てきますし、血色も良くなります。身体が充実していなければ、風邪もひきやすいし、すぐに疲れてしまいます。
まずは身体の状態を整えることを目的に鍼灸をしてみてください。すると美容と健康が一緒になってついてくると思います。
当院では、どんな症状で来院していただいた方にも、そうなっていただけるように治療をしています。
(顔だけに鍼をするような、局所治療は行なっていませんのでご了承下さい。)
水分補給が大事と最近よく言われるので、気をつけている方は多いでしょうが、塩分やミネラルも汗と一緒に出てしまうのでスポーツドリンクのような電解質を含んだ飲み物も取るようにするとよいです。
何となく身体が熱い感じがしたり、だるさが続いているようなときはご相談下さい。治療後には首周りや身体の暑さ、足の冷える感じはかなり改善します。鍼灸で身体を整えて暑い夏を乗り越えましょう。
全身の身体の張りもなく、手足も冷たい。顔色は青白く見えとにかく身体に元気がなく診える。まずは食事をおいしく食べられるようにして、タンの量を減らす為に足の経絡に鍼をして、その後全身の気を巡らせるように軽く全体に鍼を撫でるようにして1回目の治療終了。2回目の往診時にはタンの量も大分減ったとのことで4回目まで同様の治療をすると、タンは色がつかなくなり食欲も少しだが出てきたとのこと。顔色も赤みがさす様になり、元気が出てきたように診える。
現在も予防と健康維持のために治療は継続中です。このように長年患っているような疾患でも鍼灸が効を奏することは多々あります。ご相談下さい。
みんな経絡治療がはじめてなので、今までの治療法とはまったく違い戸惑うこともあったようですが、治療法がしっかりと論理的になっていることに興味を持ったようです。
何がそんなに違うかというと、一般的な鍼灸は身体の筋肉や神経、血管などを目安に鍼を刺していくのですが、経絡治療は全身の気を目安にして治療法を組み立てていきます。この「気」というところで敬遠する鍼灸師の方が非常に多いですが、やってみると以外に簡単で食べず嫌いだったと理解していただけると思います。
実際にこのときの勉強会では、風邪をひいていたBさんの治療を、Aさんにしてもらいました(全体の治療の3割ほどですが・・・)。足の経絡に一本鍼をしてもらい、手にも一本、あとは全身に気を巡らせるように僕が鍼をすると、Bさんは鼻も通り、身体のだるさも取れたようだと言っていました。
「気」というと怪しい感じがしたり、東洋の神秘のような印象を受ける方も多いと思いますが、人を飛ばしたり、かめはめ波を打つ訳ではなく、身体の調和と循環を促して自然治癒力を高めるものとして治療しているので、子供からお年寄りまで、安全に安心して使える治療法です。興味のある方はご連絡下さい。
またもや自律神経系の症例になってしまいますが、患者さんからの質問が多いので書いてみます。
病院で自律神経障害などの診断を受けてきたわけではないが、うちの治療院はそういう症状も扱っていると紹介されて来院してくださったかたです。
初診時に訴えていたのは、とにかく体がだるい、頭痛、首肩のこり、夜眠れずに日中眠くて仕事にならない、午後になると体が熱くなり汗が噴き出してくる、便通も悪く、食欲もまばらなど・・・その他に軽いアトピー性皮膚炎や膀胱炎を繰り返しやすいなどがありました。
このような自律神経的な症状の場合は、症状に波があることがほとんどです。昨日は体が軽く仕事も十分できたが、今日は動きたくないくらいにつらいというように、体調に波が出てしまい、これが1日の中でも午前や午後で変わってしまう為、気持ちも不安定になってしまいます。このことを患者さんに話して、自分の体がどうなっているかを分かってもらうことも必要だと思います。
そして注意が必要な点がもう一つあって、鍼治療をするとほとんどの方が治療3,4回目で症状が一旦楽になります。しかし身体はまだバランスの崩れたままなのでまた何日かすると症状は出てくるので、これも事前に理解していただく必要があるでしょう。
この方の場合も3回目でほぼ症状がなくなりましたが、次に来院されたときには症状が出ていました。しかし症状の出現から2週間ほどで治療に来てくれていたので、1週間に1回の治療を続け、7回でほぼ完治しています。
発病から年数が経ってしまった方には1週間に1、2回3ヶ月程度続けるつもりで来院していただくようにしています。体の不安を感じている方はご相談下さい。
症状としては鼻水、鼻づまり、微熱、倦怠感、耳や目のかゆみなどが主な症状ですが、顔が赤く腫れてしまう方や、口の中や舌が腫れている感じがするとうったえる方もいらっしゃいます。
この方は男性の患者さんですが、2年前から花粉症が始まり、症状は鼻水、鼻づまり、37度程度の発熱、倦怠感などで来院されました。薬は耳鼻科で処方されたものを飲んでいるとのこと。身体を触ってみると足が冷たく、顔や頭、胸の辺りまでが熱くなっていて、身体の熱のバランスが良くありませんでした。
治療としては、この片寄っている熱のバランスを全体に行き渡るように治療をしました。治療翌日から症状が大分良くなったとのことで1週間に2回程度の治療を2週間ほどおこない、症状はほぼ改善されたので治療を終了し、予防と体調管理の目的で継続治療を進めました。
病院の薬では症状の改善が見られない方や、薬が合わないという方は是非ご相談下さい。
で、鍼灸からのアプローチの仕方ですが、炎症を起こしている膝はもちろん、すね、ふくらはぎ、大腿部などに鍼をする鍼灸院は多いです。もちろんそこも大事ですしそこの治療で治癒に至る方も多いでしょうがもっと効率よく治すにはおへその斜め下、骨盤の内側から恥骨に向けて硬く筋張って見えるところがあったり、逆に筋肉がなえて見えたりと、だいたい健側とは違う反応が出ているものです。ここを処置しておくと治癒が早くなり再発予防にも繋がります。水の溜まるようなことのない膝痛でも同様です。
膝関節痛でお悩みの方はご相談下さい。
この治療院もそろそろ開院から1年が経とうとしています。多くの人たちに助けられてなんとかやってこれました。今年もさらに頑張って少しでも皆様の為になる仕事をしていきたいと思っています。どうか温かい目で見てやってくださいませ。
生後7ヶ月のお子さんでしたが、顔、首周りから胸、腕や足など広い範囲で赤い湿疹が2,3週間前から出たとのこと。病院ではアレルギー体質かもしれないので気をつけてくださいとのことで、塗り薬をもらった。
その他の症状は夜泣き、便秘、食欲旺盛とのこと。触ってみると体が熱く頭ものぼせていました。
子供の治療はテイ鍼というものを使って身体を撫で回すだけなので、2、3分で終わってしまいます。この子も足を撫でて背中、お腹をなでている内にご両親が分かるくらいに顔色の赤みが引いて、身体や頭の熱さも取れてきました。その後も何回か治療しましたが、そのときほどひどい湿疹は出ず、今ではすっかりきれいになっています。
子供のうちは治りが早いことがありますので、小児鍼を試してみてはいかがでしょうか。
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