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3年前に背中に皮膚炎ができて、病院に半年間通いステロイド系の塗り薬を塗っていたが治らないのでやめたとのこと。初診時には肩甲骨のところに直径10センチほどのかさぶたと言うかコケと言うか黒く変色しているところが2箇所、背中の真ん中あたりに直径5センチほどのが1箇所あり、背中全体に赤い発疹のようなものがありました。かゆいのでついかいてしまう、薬は使いたくないので何とかなるか?とのことで治療を始めました。
1回目の治療で身体の赤みは大分引いて、かゆみも少しだがひいた。4回ほど治療すると背中の湿疹はなくなり、大きなかさぶた様の皮膚炎も直径5センチのものはほぼ消えて、10センチのものは6センチほどに小さくなり、かさぶたではなくアザのようになりました。今も時々来院してくれていますが、肌は来るたびにきれいになっています。かゆみはほとんど無いそうです。
長年治らないからと諦めないで、鍼灸を受けてみると以外に早く治るものも多いですよ。
しかし、会に入って2,3年経つとやめていってしまう方もかなり多くて、僕らの世代も残っている人はそれほど多くないのが現状です。やはり勉強するにもお金が掛かりますし、毎月東京まで休みの日に出かけ,次の週にはそれぞれの地方の支部に出かけるのは大変ですからね。
辞めていった人たちもどこかで経絡治療をしてるといいな~。
疳の虫とは乳幼児が授乳中のおっぱいを噛んだり、急にキーキー騒いだり、おむつやお腹が減って泣いているのとは違う泣き方をしたりなどなど、の症状のことを一般に疳の虫と捉えるのだと思います。
子供は身体の成長は早いですが、内臓の機能はまだまだ未発達ですし、気のめぐりも早いので症状もいろんなものが出ますし、変わりやすいのが特徴です。
うちにも2歳にならない娘がいますけど、やっぱり疳の虫のようでした。大分泣きましたし、おっぱいも噛んで嫁さんはビビッていました。ですがこんな症状も子供用の先の丸い鍼(テイシンという道具)で全身をなで回すように治療すると、行動自体も落ち着きます。そして親が子供の扱いに困らないので大変楽です。
治療回数は数回かかりますが、変に親が悩まなくてすむのでお勧めです。
お子さんをお持ちで近くに小児鍼をしているところがあれば行ってみると良いでしょう。
その他に風邪の治療やアレルギー性皮膚炎、便秘、少し大きくなってきたら夜尿症(おねしょ)などにも効果的です。まずは相談してみたらいかがでしょう。
診ると全身にむくみが出ていて、左側の手、肩、肘、膝、足首と関節はほぼ赤く腫れていました。熱も38度と高く、痛くてしょうがないとのこと。とにかくこの熱と、むくみを引かせなくてはと思い治療を始めると、ひとつの経穴(ツボ)に鍼をしただけで足のむくみは半分以下になり、治療を終わる頃には全体の症状が半分以下になっていました。本人も楽になったとのことで、治療を終わりました。
ところが2日後に来院されたときには、また元に戻っていました。聞いてみると家に帰って1時間ほどで元に戻ってしまったようで、かなり痛いという。
今度は前回の治療を見直して、鍼や灸の刺激をさらに少なくして帰しました。次の日に来院したときには大分症状は改善され、同じ治療を2回したところでむくみもなくなり、体重が3キロほど減ったとのこと。
その後病院の検査の結果、リウマチではなく肝機能障害だったとのこと。今回の検査では肝機能の数値も落ち着いているので心配ないといわれたと本人もほっとしていました。
激しい症状でも、早めに鍼灸治療をすれば症状が楽にすむことは多いです。うまくお医者さんと鍼灸師を使うことが健康の秘訣でしょう。
五臓の中心に位置する経絡なので、この経が正常に働いているときは、他の経絡も正常なことが多い。
しかし、食べ物に恵まれた現代社会ではこの経絡に変調をきたしている方が多い。
ところが今週の月曜日になって、朝からひどい激痛でじっとしていられない。急いで歯医者さんに予約をしようとしたんですが、この日はいっぱいで明日の昼なら空いていると言われ、また鍼をして次の日に歯医者に行きました。レントゲンを撮った結果、特に膿みも溜まっていないし、そんなにひどく痛む虫歯ではないので、偏頭痛ではないかと言われ、病院を紹介されたとのこと。
じゃあ鍼で治らないわけが無いので、改めて症状を聞いてみたところ顔、頭、歯の痛み、以外は無いとのこと。肩こりも感じないと言っていたのですが、実際に触ってみると前腕、上腕、三角筋、僧帽筋と右とは明らかに違って張っていました。これが原因かと思いそのコリをほぐすような治療を2回したら、すっかり治ってしまいました。
奥さんの事となると、ついつい手を抜いてしまい、問診も触診も真剣にしていなかったので今回は反省しました。
桜も散って、ますます春の陽気が気持ちいい季節になってきました。花粉症の人もそろそろ症状も和らいで楽になってきているのではないでしょうか?気候としては年間で、一番穏やかな時期だと思います。
ですが、最近僕の周りには躁鬱のような方が気づいてみると随分多い気がしている。前回あったときにはすごく元気で楽しく話ができたのに、今回はいかにも「話しかけないで!」のオーラを出している。そんな人もいるかと思えば、いつもはもっとネガティブな考え方で、お酒を飲むと愚痴っぽいような人が、やけににこやかで妙にテンションが高かったりするのでびっくりする事が続いた。
これも季節と大いに関係するのだと思う。春が過ぎればこの方たちも落ち着きを取り戻してくれるだろう。もし落ち着かないようなら、無理にでも治療させてもらいましょう。一緒にいる人たちが大変だろうな~。
人間の身体は、常に同じではありません。ストレスを受けたり、楽しく騒いだり、映画を見て悲しい気持ちになったり。こんなことで刻一刻と変化していきます。すると、ストレスを感じたときは冷汗が出たり、手が冷たくなったり、楽しいときは身体が熱くなったり、涙を流せば鼻水が出たり・・・一箇所の変化だけではなく、気にしてみれば身体の変化はあちこちに出ています。これが気が身体の中で動いている状態です。
この状態が短い期間なら、身体は元に戻りますが、長くストレスを受ければ胃潰瘍になったり、笑いすぎて顎関節症になったり、泣きすぎて鼻や目に症状が出てしまったりと、気が働きすぎると血(けつ)に働きかけ身体の形が変わってしまったり、症状が消えなくなってしまいます。
この時、身体の気は停滞しています。この停滞している気を、鍼灸で動かすことにより血も動いて症状は良くなっていくのです。
みなさんも自分の身体の変化に興味を持ってみてください。なかなか奥深いです。
血液とは違うの?とか、ホルモンの働きじゃないの?と思う方もいるでしょうが、それは現代における生理学、解剖学からの見方で、これはあくまでも東洋医学による考え方なので、これがルールなのです。
遊びやスポーツでもそうですが、それぞれのルールを知って守らなければその遊びや、スポーツの本当のよさは分からないものです。
なので東洋医学を学んだ方は、是非ともこの学問を素直にそのまま解釈をすることをお勧めします。
大腸の気が変動すると、この経絡の通り道である、目、鼻、咽喉、肩から上腕、前腕の前面、母指に至るまで腫れ痛む。腹痛、腹鳴下痢、便秘、悪寒など。またこの経絡上には湿疹、皮膚炎などが出やすい。反応を探して的確な鍼をすると、この症状は取れやすい。
友人を見送ってから、嫁さんと「うちもそろそろあんな風にしっかりしてくるんだね~。」等と言いながら嬉しい反面、なんとなく寂しい感じがする・・・父親は仕方がないものだな~。
前職場ではいろいろなことがありましたが、今思うとそのおかげでみんなの仲が良くなったと思う。感謝。
これは呼吸器全般の働きがあり、天の清らかな気を身体全体に行き渡らせ、身体に生じた老廃物を外に放出する。気をつかさどる臓腑経絡である。
この気が変動すると、呼吸障害、咳、肩こり、頻尿、鼻の病、皮膚病、精神的な病(うつ病など)を引き起こしやすい。
ただ、良く間違えてしまうのが、東洋医学でいう肝=西洋医学の肝臓ではないということである。現役の鍼灸師の方でも間違えて解釈している方が多い。
西洋医学で言う肝臓は、右上腹部にあるおもさ1200gの臓器で、右葉と左葉に分かれ門脈や固有肝動脈により多くの血液の集まる場所、解毒機能があり、再生力も強い。簡単な説明ですがこんな感じです。
東洋医学でいう肝とは、気の働きのことです。例えば血に深い関係があり、血を蔵するところとされている。眼、筋、爪をつかさどり、意思の働きを支配している。これが肝の働きです。
つまり肝と肝臓、働きも似ているのでイコールと思いがちですが、東洋医学で言う肝は働きのこと、西洋医学で言う肝臓は実質性臓器としての肝臓及びその機能のことになってくるわけです。
なので、肝の経絡を押して痛いと「あなたは肝臓が悪いですね。」とか言う人がいるがまったくの勘違い。同じところが痛くても肝臓の悪い人もいるし、悪くない人もいる。西洋医学と東洋医学を一緒に考えてしまうと混乱の元になるので注意してもらいたい。
なぜこんなことが起きてしまったかというと、西洋医学が日本に入ってきたときに、肝臓とはこういう臓器で、こういう働きがあると説明されて、それを聞いた当時の東洋医学者が、「これは肝の働きと同じだ。」ということで翻訳する際に肝臓としてしまったらしいのだ。{確かなところは保証しませんが・・・}
というわけで、だらだらと書いてしまいましたが、基本的に東洋医学と西洋医学は考え方が違う。ということをご理解いただけたらありがたいです。
つい熱くなってしまいました・・・失礼しました。
それでは体質別診断ですが、時間が来たのでまた後ほど・・・
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